GFIについて

グッド・フード・インスティテュート(GFI)は、地球、人々、そして生物にとってより良いグローバルな食料システムを目指して活動する非営利のシンクタンクです。私たちは国際的なネットワーク組織として、気候変動、グローバルヘルス、食糧安全保障、生物多様性の目標達成に貢献するために、代替タンパク質の推進に取り組んでいます。

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The Better Meat Co.からの提供画像 (発酵由来タンパク質)

100億人を養い、地球、人々、生物にとってより良い食料供給システムをどう作れるか?

GFIの変革の理論

私たちは、世界中で代替タンパク質(植物由来、発酵由来、動物細胞由来)を従来の食肉と同じくらい美味しく手頃な価格にするために活動しています。フィランソロピーによって支えられる国際的なネットワーク組織として、私たちは代替タンパク質研究分野を成長させることにより、代替タンパク質の普及拡大に努めています。

食肉の生産方法を再創造することで、人々に愛される食品を生産し、地球とその住民に利益をもたらす未来を実現します。

GFIの活動

私たちは、地球、人々、生物にとってより良いグローバルな食料システムを実現するために代替タンパク質のイノベーションを推進しています。GFIは業界団体や会員制の組織ではありません。エコシステム内の他の組織が対応しきれない課題に取り組むことで、代替タンパク質分野の発展を加速させています。私たちが重点的に取り組んでいるのは、次の3つのプログラムです。

強力な科学エコシステムの育成

科学と技術の概念を表す緑色の藻類細胞

科学技術

GFIの科学技術チームは、代替タンパク質が味と価格で競合できる未発展分野を特定します。私たちは、オープンアクセス型研究に資金提供し、強力な科学とトレーニングのエコシステムを構築し、技術分析やその他のリソースを公開して、この分野において最も重要な課題を克服するためのサポートを提供しています。

代替タンパク質に対する公共支援の強化

フードポリシーの概念を表す木製デスクの上のガベルのクローズアップ

政策

GFIの政策チームは、世界中の政府と協力して、政府が直面する課題の解決策として代替タンパク質を活用しています。また、代替タンパク質への公共投資、規制分野の公平性、製品ラベルなどで消費者が理解しやすい用語の採用を提唱しています。

民間部門での代替タンパク質促進

会議を主導する女性

産業界


GFIの企業エンゲージメントチームは、民間セクターとの協力を通じて、イノベーションや投資の機会を明らかにするオープンアクセスデータや業界のインサイトを提供しています。成長の障壁を特定し優先順位を付け、代替タンパク質に関する機会を共有するとともに、市場や消費者調査の最良の情報源を提供しています。

infographic jpn

私たちの資金調達方法

私たちは、代替タンパク質の推進に取り組む60か国以上のグローバルな寄付者コミュニティから支援を受ける非営利団体ネットワークです。ネットワークの中には、Founders Pledge、Giving Green、Charity Navigatorなどの評価機関からトップ推奨チャリティとして認定され、最大のインパクト、効率性、包括性へのコミットメントを評価する、Candidのプラチナ透明性バッジを獲得もしています。

GFIは、代替タンパク質分野の企業から、オープンアクセス型研究のための寄付や、イベントや会議のスポンサーシップのみを受け入れ、独立性や誠実さを損なう可能性がある寄付や、実質的、または見かけ上の利益相反を生じさせる可能性のある寄付は受け入れていません。

資金調達の詳細については、philanthropy@gfi.org (英語)までお問い合わせください。

世界におけるGFI

GFIは、代替タンパク質がもはや代替でなくなる世界の実現を目指す、グローバルな非営利型ネットワーク組織です。私たちは、代替タンパク質エコシステムの発展に最も大きな可能性を持つ地域で活動しています。

GFI affiliate map

食料の未来を築く

旗のアイコン

Mission

持続可能で安全、公正なタンパク質供給のためのロードマップを開発します。代替タンパク質を利用しやすく、かつ手頃で美味しくするために、最適な解決策を特定し、リソースと人材を動員し食料供給システムにおけるパートナーを支援します。

双眼鏡のアイコン

Vision

代替タンパク質がもはや「代替」でない世界を構築します。

手のアイコン

Value

変化が可能であると信じ、できる限り最善を尽くします。知識を自由に共有し、エビデンスに基づいて行動します。全ての人を対話に招きます。

  • tatsuya shimizu

    GFI日本支部設立おめでとうございます。これまでの世界における代替プロテイン領域の発展にはGFIの活動が大きく貢献していると常々感じておりました。今回、日本支部設立ということで非常に嬉しく感じるとともに、皆で協力して日本の研究開発を推進し、世界の食料危機の解決に貢献していきましょう。

    — 清水 達也 博士(医学), 所長・教授, 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所  (ABMES)

  • jiro ono

    細胞性食品は品質管理をきちんとする日本に適した産業です。この産業を育てるためには、世界の現状を正しく知り、適正に情報を発信していくことが必要です。GFI日本支社の開設は大変有意義で、今後の活動に期待しております。

    — 大野 次郎, 代表取締役社長, ダイバースファーム株式会社

  • michiya matsusaki

    GFIは他のグループが同様の課題に取り組み、食品の未来に向けて進展を作り出している様子を示すことで、私たちの活動に動機を与えてくれます。この空間で緊急の問題を解決するために新しい学生を巻き込むことができれば、この仕事に年々取り組む価値があると確信しています。

    — 松崎 典弥 Ph.D., 教授, 大阪大学大学院工学研究科 応用化学専攻有機工業化学領域

  • JBA ロゴ英文

    日本支部開設、おめでとうございます。様々な社会課題の解決を可能とする代替たんぱく質をはじめとしたフードテック産業の日本からの創出に向け、GFI様と協力して推進できることを楽しみにしております。

    — (一財)バイオインダストリー協会 Food Bio Plus 研究会 事務局 一同

  • IntegriCulture Yuki Hanyu

    日本支部の設立、おめでとうございます。

    日本が早くより蓄積してきた細胞農業の知見が、GFI日本支部を通じて世界でも活用されることを期待しています。

    — 羽生雄毅 , 代表取締役, インテグリカルチャー株式会社